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2018.10.24ひきこもりはカネでは解決しない~親面談と、他者との出会いと、高齢化の3要素

■ひきこもりは決してカネでは解決しない
どうやらまた、ひきこもり解決のために悪質な業者が現れており、それに保護者たちが騙され多額の金額が騙し取られているようだ。
過去にも同種の詐欺事件はいくつもあり、そのたびにメディアは騒ぎ我々専門家は警鐘を鳴らすのであるが、一向に被害はなくならない。
その原因は、ひきこもりの子どもをもつ保護者(親)が、ひきこもり問題をカネで解決しようとするからだ。
カネではひきこもりは決して解決しない。たとえばNPOに子どもを預け毎月数万円の月謝を払いひきこもりが解決し一見カネ中心の解決に見えたとしても、その解決の原因はまずは「親」である。
僕は当欄では、哲学的なことを書き文化中心の変な記事を書き、時に貧困支援について書いているかもしれないが、僕のメインの仕事はひきこもり支援であり不登校支援である。
だから、上に引用した詐欺事件が横行した際は、必ずひきこもり支援専門家として今回のような記事を書いている。
それは、
ひきこもりは決してカネでは解決しないということだ。
いくらかの月謝をNPOに支払ったとしても、その解決原因は、まずはその親がひきこもりの子どもに対してガミガミ嫌味=「地雷」(仕事や親の引退等)を言わなくなったからであり、それを受けてリラックスした当事者が誰か「他者(ピア/仲間や支援者)」と出会ってゆっくりと変化したからであり、そして、30才を過ぎ40才になり、年齢的に落ち着いたからである。
■「地雷」のタブー、他者との出会い、高齢化という3大解決要素
親がガミガミ言わないためには、親への面談を通して、親に「ガミガミ言っているうちはひきこもりは続く」と理解してもらう必要がある。
他者との出会いをはたすためには、親が第3者と協力してそうした環境を作る必要がある。
そして、円滑に「年をとる」ためには、ある程度親が「待つ」必要がある。
ひきこもり支援はこれにつきる。
この僕のエッセイを仮に、ひきこもりをもつ親御さんが読んでいたとしたら、これをプリントアウトして自分が信頼する支援者(医師・カウンセラー・NPOや行政のワーカー等)に見せてほしい。
それら多くの支援者は僕に賛成してくれると思う。
それだけ、「地雷」のタブー、他者との出会い、高齢化という3大解決要素には、僕は自身がある。
その3要素を行ない自立的なものを獲得するためには、カネは二次的なものになる。
最初は(こうしたヒントをくれる支援者との出会いは)カネが必要かもしれない。が、ある程度の「解決」に至るまで必要なのはカネは二次的であり、まずは保護者のガッツや粘りや祈り等の、つまりは保護者の、「親の魂」がポイントになる。
■解決のために時間は節約できない
魂とか、ついつい興奮してしまったが、解決はカネではないということを僕はやはり言いたい。立派な支援者だろうが今回のような詐欺師的支援者だろうが、その支援の中身は二次的であり、そこにカネを投入して解決を臨む保護者のスピリットが解決を妨げている。
解決を願うというモチベーションやインセンティブを僕は支持する。が、そのためにカネを第一義にもってくるのは、実は合理的ではない。カネでひきこもりは解決しない。
一見「合理的」と最も相反すると思われがちの、親の実直な努力がまずは求められる。それを「土台」として隠しながら、上に書いた、「地雷」のタブー、他者との出会い、高齢化の3要素が現実的には解決に役立つ。
それが数年単位でかなりの時間を要するとしても。

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